鶉肉(うずら)
『平性食品』の 肉類・卵
『鶉肉(うずら)』は、
冷やすことも温めることも無い
食品だから、体質のパターンに
関わらず、いろいろ食べてね♡
冷やすことも温めることも無い
食品だから、体質のパターンに
関わらず、いろいろ食べてね♡
- 薬味
- 甘
- 帰経
- 脾・胃・大腸
体質パターン四種のタイプ
東洋医学における、その人の体質を表す概念の基本パターンには・・・
『熱実』 『熱虚』 『寒虚』 『寒実』
という四つのタイプが存在し、それぞれのタイプに適した食品がある。
東洋医学的効能 | 益気健脾、消積止瀉、清熱利湿 など |
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効能および効用 | 食欲増進、整腸作用、消化促進、運動改善、鎮咳作用、止瀉作用、消腫作用、腹満改善 など |
対象症状・疾患 | 消化不良、食欲不振、腹部膨満感、手足に力が入らない、咳、下痢、骨粗鬆症、腹部の張り、手足の脱力感、慢性の咳嗽、慢性の下痢、関節の腫れ、筋力低下 など |
東洋医学における『食薬』の豆知識
東洋医学には「個々の食材は様々な薬理効果を持つため、体質の異なる人々が自分の体調や状態に適したものを摂取することで健康を保つことが出来る」という『薬食同源』の考えが古くから言い伝えられており、食用と薬用の両方に使用できるものが『食薬』と呼ばれるのです。
そしてそれは、地と天、夜と昼、女と男、…といった具合に、全てのものは二元論的に「陰」と「陽」に分かれ、かつまた「五行」という5つの属性のいずれかに属するとされる『陰陽五行説』と呼ばれる理論に基づいているのです。
勿論、それぞれの食材にもその理論は当てはまり、各人の体質と五行に合わせた「薬味」「帰経」「五性」「五臓」…と呼ばれる属性のもと、私たちの食卓を飾る『食薬』たちは多種多様な作用を生み出し効果を発揮するというわけです。
- 『薬味』とは…
- 食材(食薬)の味は『五味』と呼ばれる「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹」という5つの味が基本で、甘味・辛味は『陽』に、酸味・苦味・鹹味は『陰』に属するとされています。
ちなみに、鹹味は「かんみ」と読み塩辛い味を意味するもので、また薬味が顕著ではない「淡」という表現が用いられるものもありますが、淡は「甘」に属するとされています。 - 『帰経』とは…
- 食材(食薬)が作用する場所を表すもので、それぞれの臓腑(内臓)に関連する『経絡』に基づいています。
ちなみに『経絡』とは、鍼灸治療などに用いる経穴(ツボ)の繋がりを示すもので、『陰』に属する「臓」の 肝・心・脾・肺・腎 や、『陽』に属する「腑」の 胆・小腸・胃・大腸・膀胱 などがそれに当たります。 - 『五性』とは…
- 食材(食薬)の持つ身体に与える作用の性質で、強く冷やすものから強く温めるものまで「寒」「涼」「平」「温」「熱」と段階的に表現されます。
ちなみに、寒と涼は『陰』に属し、温と熱は『陽』に属していますが、平はそれらがあまり顕著ではなく作用も緩和ではあるものの、食材により陰陽のどちらかに属します。