イアトリズム基礎講座

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招かれざる客1

『東洋医学』の臨床おいては患者さんを診察して診断を下すことを 「証をたてる」と表現します。 ですから証は、その字が示す通り「あかし」であり、心身の状態を 証明する病名(診断名)とイコールのものと捉えてください。 そして証は、原因と症状を表す「本証」と「標証」、また一次・二 次を意味する「主証」と「客証」に分類されます。 風邪をひくと咳や鼻水・発熱などに悩まされますよね。また虫歯に なり、歯が痛んだり歯茎が腫れたりした経験は誰にでもあると思い ます。 この場合において風邪や虫歯は「本証」すなわち根本の原因で