イアトリズム基礎講座

イアトリズム総合案内

精神の三層構造と心的機能1

心の領域を、意識・前意識・無意識に分類したフロイトはその後、   心の機能を「イド」「自我」「超自我」の三層構造に分け、それら     の相互作用をもって心というものの働きを説明しようとしました。 そのうち「イド」は、精神の奥底にある本能的エネルギーの源泉で   あり、それは快楽原則に支配されているのです。 快楽原則とは「快を求め不快を避ける」という極めて原初的な機能 で「腹がすいたから食べる」「眠いから寝る」などといった具合に   本能的な欲望を発現する心の機能なのです。そしてそれは赤ちゃん として生まれた瞬間から備わっている心的機能であり、生命体とし ての人間が生きていくための基本的な欲求と言えるのです。