イアトリズム基礎講座

イアトリズム総合案内

移りゆく季節の中で …7

怒り・憂い・悲しみ・恐れ・驚き、そして思いや喜びでさえもまた 過ぎれば心身機能を失調させる病因の1つとなってしまうのです。 しかし、日常におけるこれらの感情は外界の事柄に対応するための 精神の正常な反応であり、普通に社会生活を送っている場合におい ては特に変調を起こさせる素因となるものではありません。 時にそれらは人生に厚みを与えるとともに、心にメリハリや彩りを 添えるものでもあり、私たちの豊かな思惟活動の源泉でもあると言 えるのです。 つまりそれら「七情」が病因となるのは強烈で急激な精神に対する 衝撃があった場合や持続的な精神刺激が加わったときであり、