イアトリズム基礎講座

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身体の中のシーソーゲーム6

このように「交感神経」と「副交感神経」の両者は、基本的に拮抗 作用(きっこうさよう)と呼ばれる全く逆の働きをすることによって 一つの器官に対し二重支配をしており、その環境に適した身体状態 を作り出しているのです。 そして、それもまた皇帝が自身の視床下部という部分で、その自律 性を調整しているというわけです。 しかし、怒りや悲しみ・ショックなどといった強いストレスが脳に 加わると皇帝は調子を崩してしまい不眠や頭痛・めまい・ふらつき ・食欲不振等々、不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼ばれる様々な症状 の出る状態、すなわち「自律神経失調症」が生じてしまうのです。