このように「交感神経」と「副交感神経」の両者は、基本的に拮抗
作用(きっこうさよう)と呼ばれる全く逆の働きをすることによって
一つの器官に対し二重支配をしており、その環境に適した身体状態
を作り出しているのです。
そして、それもまた皇帝が自身の視床下部という部分で、その自律
性を調整しているというわけです。
しかし、怒りや悲しみ・ショックなどといった強いストレスが脳に
加わると皇帝は調子を崩してしまい不眠や頭痛・めまい・ふらつき
・食欲不振等々、不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼ばれる様々な症状
の出る状態、すなわち「自律神経失調症」が生じてしまうのです。
イアトリズム基礎講座
基礎医学を学ぼう!
イアトリズムの概説
イアトリズムの持つ意味やその歴史・目的などを、その実質的内容とともにわかりやすく紹介しています。
「精神」 と 「三つの柱」
イアトリズムの根幹をなす、
心の安定および食事・運動
・睡眠という三つの柱の内容を詳しく解説しています。
基礎医学を学ぼう!
からだの仕組みやその働きを基礎的な医学の知識とともに丁寧にわかりやすく解説しています。
東洋医学を学ぼう!
東洋医学とはどのような医学なのか?奥深いその内容と歴史に彩られた世界を、おもしろく解説しています。