イアトリズム基礎講座

イアトリズム総合案内

トレイン・トレインどこまでも …2

私たちはその過大と過小の正しい中間、すなわちその事柄に対し、 最も適した状態を常に見極めなくてはなりません。 「くそ真面目」や「バカ正直」など、たとえ善いことであったとし ても、度が過ぎれば足りない状態と何ら変わらず、害を及ぼすこと にもなりかねないのです。 『東洋医学』の病証診断において、全ての病証に用いられる虚実の 概念は、単純に表現すると「不足と過剰」と言い換えることが出来 ます。そしてその病因となっている過不足をきたしている物たちを 「補冩(ほしゃ)」という方法を使って正常な状態に戻してやること こそが『東洋医学』の治療方針の中核であると言えるのです。