私たちはその過大と過小の正しい中間、すなわちその事柄に対し、
最も適した状態を常に見極めなくてはなりません。
「くそ真面目」や「バカ正直」など、たとえ善いことであったとし
ても、度が過ぎれば足りない状態と何ら変わらず、害を及ぼすこと
にもなりかねないのです。
『東洋医学』の病証診断において、全ての病証に用いられる虚実の
概念は、単純に表現すると「不足と過剰」と言い換えることが出来
ます。そしてその病因となっている過不足をきたしている物たちを
「補冩(ほしゃ)」という方法を使って正常な状態に戻してやること
こそが『東洋医学』の治療方針の中核であると言えるのです。
イアトリズム基礎講座
東洋医学を学ぼう!
イアトリズムの概説
イアトリズムの持つ意味やその歴史・目的などを、その実質的内容とともにわかりやすく紹介しています。
「精神」 と 「三つの柱」
イアトリズムの根幹をなす、
心の安定および食事・運動
・睡眠という三つの柱の内容を詳しく解説しています。
基礎医学を学ぼう!
からだの仕組みやその働きを基礎的な医学の知識とともに丁寧にわかりやすく解説しています。
東洋医学を学ぼう!
東洋医学とはどのような医学なのか?奥深いその内容と歴史に彩られた世界を、おもしろく解説しています。