しかし、皆さんはもう気付かれたと思いますが、「臓」「腑」それ
ぞれに〈心包〉〈三焦〉という聞き慣れない内臓が一つずつ含まれ
ていますよね。
そうなのです。この2つが東洋医学独特の概念を持つものであり、
両方の臓腑とも実際には存在していません。つまりそれらは特定の
器官を指すものではなく、形のない機能だけを持つものとして臓腑
の概念に含まれているのです。
ですから他の臓腑とは切り離して考えることが必要で、その2つは
ただ単なる作用の名称であると捉えていただければと思います。
〈心包〉は、何かの際、自分が犠牲となって心を包んで守る …
イアトリズム基礎講座
東洋医学を学ぼう!
イアトリズムの概説
イアトリズムの持つ意味やその歴史・目的などを、その実質的内容とともにわかりやすく紹介しています。
「精神」 と 「三つの柱」
イアトリズムの根幹をなす、
心の安定および食事・運動
・睡眠という三つの柱の内容を詳しく解説しています。
基礎医学を学ぼう!
からだの仕組みやその働きを基礎的な医学の知識とともに丁寧にわかりやすく解説しています。
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