張介賓の四華の穴 (ちょうかいひんのしかのけつ)
張介賓の四華の穴は奇穴に含まれる経穴の一つ。紐の中央部を大椎穴に当てて頸にかけ、紐の両端を揃えて前胸部に下垂し、鳩尾穴の部で切断する。この紐の中央部を甲状軟骨の上に当てて背部に回し、脊柱上の紐の尽きるところに仮点する。次に患者の口を閉じさせ、別の紐の一端を一方の口角に当て、斜め上方に鼻中隔下端に至り、さらに斜め下方に別の口角までの距離をはかり、紐を切断する。この紐の中央を仮点に当てて左右に水平に伸ばし、その両端に2穴取る。またその紐を正しく上下に伸ばし、里上下両端に2穴取る。これら4穴を張介賓の四華の穴とする。呼吸器疾患、心臓疾患の治療に効果がある。