漢方方剤の分類のうち「治風剤」って、どんなもの?
外に吹く風も、内に吹く風も、…いろんな風をおさめます
治風剤は、急激に発症したり複雑な病状の変化を示す『風病』を治療する方剤で、その原因となる風邪には外からの「外風」と内からの「内風」があり、「疏散外風剤」「平熄内風剤」の二種に大別されます。
疏散外風剤は、外から体内に侵入してきた『外風』によって引き起こされる、しびれ・運動障害・痙攣・湿疹・破傷風・頭痛・めまいなどを治療する方剤で、代表的な方剤には「消風散」「玉真散」「牽正散」などがあります。
平熄内風剤は、体内の臓腑の病変により生じた『内風』によって引き起こされる、めまい・ふらつき・かゆみ・知覚麻痺・顔面神経麻痺などを治療する方剤で、代表的な方剤には「鎮肝熄風湯」「天麻鈎藤飲」「当帰飲子」などがあります。
疏散外風剤は、外から体内に侵入してきた『外風』によって引き起こされる、しびれ・運動障害・痙攣・湿疹・破傷風・頭痛・めまいなどを治療する方剤で、代表的な方剤には「消風散」「玉真散」「牽正散」などがあります。
平熄内風剤は、体内の臓腑の病変により生じた『内風』によって引き起こされる、めまい・ふらつき・かゆみ・知覚麻痺・顔面神経麻痺などを治療する方剤で、代表的な方剤には「鎮肝熄風湯」「天麻鈎藤飲」「当帰飲子」などがあります。