知っておきたい 『東洋医学用語』

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膻中 (だんちゅう)

五臓六腑を統括する心の損傷を防ぐため、心の周囲を包むように存在するといわれているもので、心包あるいは心包絡ともいう。 経穴での膻中とは、任脈経に含まれる経穴で、両乳頭を結ぶ線が胸骨体正中線と交わる所に取る。神経は肋間神経前皮枝(知覚神経)が分布し、血管は内胸動脈の枝がめぐる。胸やけ、苦満、心胸痛の治療に効果がある。