知っておきたい 『医学の雑学』

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「赤血球」って、どんなものなの?
「赤血球」は、核の無い中央がくぼんだ円盤状の血液細胞成分で、 弾力性に富み、容易に変形して自分より狭い毛細血管の中を通り抜 けることが出来る細胞です。 その数は、男子が約500万個/ℓ、女子が約450万個/ℓで、赤血球の 減少した状態は「貧血」と呼ばれています。 また赤血球は「ヘム」という鉄を含んだ赤い色素と「グロビン」と いうタンパク質が結合した「ヘモグロビン」を多量に含有しており それを使って、ナント!1分間に約1リットルもの酸素を全身へと 運搬しているのです。そして古くなった赤血球は約120日で脾臓で 壊され「ビリルビン」という胆汁の色素に再利用されるのです。