知っておきたい 『医学の雑学』

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「胃液」は、どんな成分から出来てるの?
食道から胃へと入った食品は、その蠕動運動により「胃液」と混和 されますが、その主成分は「塩酸」「ペプシノゲン」「ムチン」で pHは1~2と、とても強酸です。 そしてペプシノゲンは塩酸により活性化し「ペプシン」という消化 酵素となってタンパク質をペプチドへと分解していきます。 また粘液であるムチンは、胃の粘膜が自身の分泌した塩酸によって 傷害されるのを防ぐ働きをしているため、ムチンの分泌が不十分で あったり、逆に塩酸の分泌が過剰になったりした場合には胃の内壁 が溶かされて「胃潰瘍」になってしまうのです。 1日にナント1~3ℓも分泌される胃液だけに注意が必要です。