腸炎は、下痢や腹痛を主訴とする疾患で、発熱・血便・嘔吐・脱水 などを伴う場合も多く、その原因は感染性のものと非感染性のもの に分かれます。 感染性のものは様々な細菌やウイルスによるもので、非感染性のも のはアルコールの暴飲や食物アレルギーによるものが中心です。 下痢は水様性である場合も多く、脱水症状が著しい時にはスポーツ 飲料などにより、水分や電解質を摂取することが大切で、また感染 性のものには抗生物質や抗菌剤を用います。 しかし、腸炎は一部の重篤なものを除き、対症的な治療だけで十分 であり自然治癒することも多く、その予後は良好です。
『腸炎』
- 代表的な『症状』
- 腹痛・下腹部痛・下痢・発熱・血便・脱力感 など
- 発症する『原因』
- 細菌・ウイルス・アルコールの暴飲・食物アレルギー など
- 行われる『検査』
- 便の培養検査・血液一般検査 など
- 行われる『治療』
- 薬物療法・輸液・鍼灸治療 など