漢方方剤の分類のうち「癰瘍剤」って、どんなもの?
解毒・排膿・消腫・生肌などの作用を持つ方剤です
癰瘍剤は、体表部に生じる癰・疔・癤・丹毒・瘰癧などの『外癰』、および体内の臓腑に発生する『内癰』と呼ばれる急性化膿性疾患を治療する方剤で「外癰剤」「内癰剤」の二種に大別されます。
外癰剤は、急性的に体表の皮肉に発生する、皮膚の発赤・腫脹・熱感・疼痛を呈する化膿性疾患の癰・疽・疔・丹毒・瘰癧などを治療する方剤で、代表的な方剤には「五味消毒飲」「仙方活命飲」「陽和湯」などがあります。
内癰剤は、体腔内の臓腑器官に発生する、腹痛・咳嗽・発熱・黄疸の症状を呈する肺化膿症・虫垂炎・肝膿瘍などの急性化膿性疾患を治療する方剤で、代表的な方剤には「闌尾清解湯」「葦茎湯」「腸癰湯」などがあります。
外癰剤は、急性的に体表の皮肉に発生する、皮膚の発赤・腫脹・熱感・疼痛を呈する化膿性疾患の癰・疽・疔・丹毒・瘰癧などを治療する方剤で、代表的な方剤には「五味消毒飲」「仙方活命飲」「陽和湯」などがあります。
内癰剤は、体腔内の臓腑器官に発生する、腹痛・咳嗽・発熱・黄疸の症状を呈する肺化膿症・虫垂炎・肝膿瘍などの急性化膿性疾患を治療する方剤で、代表的な方剤には「闌尾清解湯」「葦茎湯」「腸癰湯」などがあります。