一般用医薬品
パスタロン SE ローション
- リスク区分
- 第三類医薬品
製品の特徴
角質層の水分を保つ働きに優れた尿素を10%配合した、乾皮症・乾燥によるかゆみに優れた効き目がある液体タイプの皮膚薬です。かゆみ止め成分である、ジフェンヒドラミンとクロタミトンを配合。乾燥肌に起こるかゆみを抑えます。更に抗炎症成分・グリチルリチン酸ニカリウムが、荒れたお肌の炎症を鎮め、ビタミンE(酢酸トコフェロール)が血行を促進。乾燥肌に効果をあらわします。さっぱりとした使用感の、ミルキータイプのローションです。のびがよく、背中など広範囲にお使い頂けます。
使用上の注意
してはいけないこと(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の部位には使用しないでください- 目の周囲、粘膜等。
- 傷口又は赤く腫れている患部。
- ただれやひび割れのひどい患部。
相談すること
- 次の人は使用前に医師又は薬剤師にご相談ください
- 医師の治療を受けている人。
- 本人又は家族がアレルギー体質の人。
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の場合は、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師にご相談ください
- 使用後、次の症状があらわれた場合
関係部位 症状 皮ふ 発疹・発赤、かゆみ、刺激感(痛み、熱感、ぴりぴり感)、かさぶたのように皮ふがはがれる状態、はれ - 2週間位使用しても症状がよくならない場合
- 使用後、次の症状があらわれた場合
効能・効果
かゆみを伴う乾燥性皮膚(老人・成人の乾皮症、小児の乾燥性皮膚)
成分・分量
100g中
添加物としてN-(ヘキサデシロキシヒドロキシプロピル)-N-ヒドロキシエチルヘキサデカナミド、流動パラフィン、トリイソオクタン酸グリセリン、コレステロール、自己乳化型ステアリン酸グリセリン、ステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、水添大豆リン脂質、コハク酸、トリエタノールアミン、グリシン、グリセリン、パラベン、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガムを含有します。
成分 | 分量 | 働き |
尿素 | 10g | 乾燥したお肌に不足している水分を保ち、肌荒れ、荒れ性などに効果をあらわします。 |
ジフェンヒドラミン | 1g | 乾燥性皮膚に伴うかゆみを抑えます。 |
クロタミトン | 5g | 乾燥性皮膚に伴うかゆみを抑えます。 |
グリチルリチン酸二カリウム | 0.5g | 乾燥性皮膚に伴う炎症を鎮めます。 |
酢酸トコフェロール | 0.5g | 血流を促進し、皮膚の新陳代謝を高めることにより、乾燥性皮膚に効果をあらわします。 |
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わるおそれがあります。)
- 使用期限をすぎた製品は、使用しないでください。
健康な肌の角質層に含まれる水分は約20%です。
角質層の水分が10%以下になると肌が乾燥して、カサカサの手や肌、カチカチのかかと、ザラザラのひじやひざなどのドライスキンの状態になります。ドライスキンになると、外部からの刺激を受けやすくなり、かゆみや炎症を伴います。- 健康な肌・・・尿素などの天然の保湿因子が角質層で水分を保持しています。
- ドライスキン・・・天然の保湿成分が少なくなり、角質層の水分が10%以下になっています。
ドライスキンには次のような原因が考えられます。- 冬場の空気の乾燥だけでなく、冷暖房による室内の乾燥などにより、角質層は常に乾燥しやすい状態にあります。
- 日光の紫外線をあびると角質層の水分が少なくなります。
- シャワーや入浴、石けんの使用を頻繁に行い、そのままにしておくと肌を乾燥から守る皮脂膜がとりのぞかれてしまいます。
- 加齢とともに角質層が厚くなり水分が減少して、肌の柔軟性が低下してきます。
用法・用量
用法・用量に関連する注意
- 定められた用法・用量を厳守してください。
- 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
- 目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗ってください。なお、症状が重い場合には、眼科医の診療を受けてください。
- 外用にのみ使用してください。
製薬会社
佐藤製薬