知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

スカイナー 鼻炎 N

リスク区分
第二類医薬品

製品の特徴

くしゃみ、鼻みず、鼻づまりをおさえるd-マレイン酸クロルフェニラミンに鼻粘膜の炎症時に組織修復を促進する塩化リゾチームや過剰な鼻みずをおさえるベラドンナ総アルカロイドを配合し、鼻炎症状によく効く鼻炎薬です。飲みやすい小型カプセルタイプ。1回1カプセルを1日3回食後に服用してください。

使用上の注意

してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり副作用・事故が起こりやすくなる)
  1. 次の人は服用しないでください
    本剤又は鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人
  2. 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください
    他の鼻炎用内服薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬)
  3. 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
    (眠気や目のかすみ、異常なまぶしさなどの症状があらわれることがあります。)
  4. 長期連用しないでください
相談すること
  1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
    1. 医師の治療を受けている人
    2. 妊婦又は妊娠していると思われる人
    3. 高齢者
    4. 本人又は家族がアレルギー体質の人
    5. 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人
    6. 次の症状のある人
      高熱、排尿困難
    7. 次の診断を受けた人
      緑内障、心臓病
  2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、説明文書をもって医師又は薬剤師に相談してください
    1. 服用後、次の症状があらわれた場合
      関係部位症状
      皮ふ発疹・発赤、かゆみ
      消化器悪心・嘔吐、食欲不振
      精神神経系頭痛
      その他排尿困難、顔のほてり、異常なまぶしさ
      まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
      症状の名称症状
      ショック
      (アナフィラキシー)
      服用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさなどとともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさなどがあらわれます
      皮膚粘膜眼症候群
      (スティーブンス・ジョンソン症候群)
      中毒性表皮壊死症
      (ライエル症候群)
      高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様のような水ぶくれなどの激しい症状が、全身の皮ふ、口や目の粘膜にあらわれます
    2. 5-6日間服用しても症状がよくならない場合
  3. 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強がみられた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください
    口のかわき、便秘

効能・効果

アレルギー性鼻炎、急性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸症状の緩和:くしゃみ、鼻みず(鼻汁過多)、鼻づまり、なみだ目、のどの痛み、頭重(頭が重い)

成分・分量

成人1日量3カプセル中に次の成分を含みます。
成分含量働き
d-マレイン酸クロルフェニラミン6mgくしゃみ、鼻みず、鼻づまりをおさえます
ベラドンナ総アルカロイド0.4mg過剰な鼻みずをおさえます
塩化リゾチーム60mg
(力価)
鼻粘膜の炎症時の組織修復を促進し、鼻汁を出しやすくします
無水カフェイン150mg鼻炎に伴う頭重をやわらげます
添加物として、カラギーナン、ソルビタン脂肪酸エステル、トウモロコシデンプン、ステアリン酸Mg、セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含有します。

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
  2. 小児の手の届かない所に保管してください。
  3. 他の容器に入れ替えないでください。また、本容器内に他の薬剤等を入れないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
  4. 使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。

用法・用量

次の量を食後に水またはお湯で服用してください。 年齢 1回量 1日服用回数
年齢
1回量
1日服用回数
成人(15歳以上)
1カプセル
3回
小児(15歳未満)
服用しないこと

・カプセルの取り出し方<br>
カプセルの入っているシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、カプセルを取り出して服用してください。(誤ってシートのままのみこんだりすると食道粘膜に突き刺さるなど思わぬ事故につながります。)

製薬会社

エーザイ