パイロン 99 鼻炎内服液

一般用医薬品

リスク区分: 指定第二類医薬品

製品の特徴

外出先でも必要なときに服用できる携帯性にすぐれたスティック包装の液体鼻炎薬です。5種類の成分を配合し、急性鼻炎または副鼻腔炎、花粉、ハウスダストなどアレルギー性鼻炎によるくしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの諸症状にすぐれた効果を発揮します。のみやすい甘味のある内服液です。携帯袋2枚付。

使用上の注意

してはいけないこと(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故がおこりやすくなります。)

次の人は服用しないで下さい
1. 本剤によるアレルギー症状をおこしたことがある人
2. 次の症状のある人
  前立腺肥大による排尿困難
3. 次の診断を受けた人
  高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病
本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないで下さい
他の鼻炎用内服薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬)、塩酸フェニルプロパノールアミンを含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬)
服用後、乗物または機械類の運転操作をしないで下さい
(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさなどの症状があらわれることがあります)
長期連用しないで下さい

相談すること

次の人は服用前に医師または薬剤師にご相談下さい
1. 医師の治療を受けている人
2. 妊婦または妊娠していると思われる人
3. 高齢者
4. 本人または家族がアレルギー体質の人
5. 薬によりアレルギー症状をおこしたことがある人
6. 次の症状のある人
  高熱、排尿困難
7. 次の診断を受けた人
  緑内障
8. モノアミン酸化酵素阻害剤(セレギリン塩酸塩等)で治療を受けている人

次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師にご相談下さい

服用後、次の症状があらわれた場合

関係部位	症状
皮ふ	発疹・発赤、かゆみ
消化器	悪心・嘔吐、食欲不振
精神神経系	めまい、不眠、神経過敏、頭痛
その他	排尿困難、顔のほてり、異常なまぶしさ

まれに下記の重篤な症状がおこることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。

症状の名称	症状
ショック (アナフィラキシー)	服用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさなどとともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさなどがあらわれる。

5-6日間服用しても症状がよくならない場合

次の症状があらｗれることがあるので、このような症状の継続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師にご相談下さい
口のかわき、便秘

効能・効果

急性鼻炎、アレルギー性鼻炎または副鼻腔炎による次の症状の緩和：くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、なみだ目、のどの痛み、頭重(頭が重い)

成分・分量

パイロン99鼻炎内服液、透明な褐色の内服液で、6包(10ml*6・大人1日最大量)中に次の成分を含有しています。

成分	含量(6包中)	はたらき
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩	6mg	アレルギー反応を抑制するとともに、毛細血管の拡張や、透過性を抑制し、くしゃみ・鼻水・鼻づまりを改善する
塩酸プソイドエフェドリン	180mg	鼻粘膜の充血やはれをおさえ、鼻づまりをやわらげる
ベラドンナ総アルカロイド	0.6mg	鼻水や、なみだが過剰に出るのをおさえる
グリチルリチン酸二カリウム	40mg	鼻の粘膜の炎症を抑制し、鼻づまりをしずめる
無水カフェイン	150mg	頭が重い症状をすっきりさせる

添加物として精製白糖、ハチミツ、クエン酸ナトリウム水和物、dl-リンゴ酸、クエン酸水和物、トレハロース、デキストリン、安息香酸ナトリウム、プロピレングリコール、カラメル、シリコーン樹脂、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、カルボキシメチルセルロースナトリウム、香料、エタノールを含有しています。

保管及び取扱い上の注意

直射日光の当らない涼しい所に保管して下さい。
小児の手の届かない所に保管して下さい。
他の容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり、品質が変化します)
スティック開封時および服用時、液剤の飛び出しに注意して下さい。
使用期限をすぎた製品は、服用しないで下さい。

用法・用量

次の量をおのみ下さい。ただし、おのみになる間隔は約4時間おいて下さい。

年齢	1回量	1日服用回数
大人(15才以上)	1包	3-6回
15才未満	服用させないこと

●定められた用法・用量を厳守して下さい。

服用方法

液の飛び出しに注意して下さい。

★印を指で押さえ、開封します。
開封口付近のスティック両脇を軽く持ちます。
そのまま服用して下さい。

製薬会社

塩野義製薬