知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

第一三共胃腸薬 錠剤

リスク区分
第二類医薬品

製品の特徴

胃のもたれ・不快感などにお使いいただけます。脂肪消化酵素リパーゼAP12と消化酵素タカヂアスターゼN1が、消化を助けます。6種の健胃生薬が弱った胃の働きを高め、胃の不快感・食欲不振などに効きめをあらわします。生薬アカメガシワ、カンゾウ末が胃粘膜のあれ・ただれを修復します。塩分のもととなるナトリウムを含んでいません。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
  1. 次の人は服用しないで下さい
    透析療法を受けている人
  2. 本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないで下さい
    胃腸鎮痛鎮痙薬
  3. 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けて下さい。(母乳に移行して乳児の脈が速くなることがあります。)
  4. 長期連用しないで下さい

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談して下さい。
    1. 医師の治療を受けている人
    2. 妊婦又は妊娠していると思われる人
    3. 高齢者
    4. 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人
    5. 次の症状がある人
      排尿困難
    6. 次の診断を受けた人
      腎臓病、心臓病、緑内障
  2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売さhに相談して下さい。
  3. 服用後、次の症状があらわれた場合
    関係部位症状
    皮ふ発疹・発赤、かゆみ
    3,服用後、次の症状があらわれることがありますので、このような症状の持続又は増強が見られた場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
    口のかわき、便秘、下痢
  4. 2週間位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

その他の注意

母乳が出にくくなることがあります。

効能・効果

  • もたれ、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胸つかえ、食欲不振
  • 胸やけ、胃痛、胃酸過多、胃重、胃部不快感、げっぷ
  • 消化不良、消化促進、胃弱、胃部・腹部膨満感
  • はきけ(むかつき、二日酔・悪酔のむかつき、悪心)、嘔吐

成分・分量

本剤は、淡灰褐色-淡褐色の素錠で、特異なにおいと味があります。
9錠中に次の成分を含有しています。
成分分量はたらき
タカヂアスターゼN1150mg広いpH域で働く消化酵素で、消化を助け、栄養の吸収をよくします。
リパーゼAP1260mg脂肪消化酵素で、消化作用をあらわします。
アカメガシワエキス63mg
(アカメガシワとして504mg)
胃腸の過度の緊張をおさえて、胃腸粘膜を保護し、胃の炎症をしずめます。
カンゾウ末150mg
ケイ酸アルミン酸マグネシウム720mg持続的な制酸作用を有し、かつ胃粘膜の炎症面を保護する働きもあります。
また、合成ヒドロタルサイトは速効性もかなえそなえています。
合成ヒドロタルサイト300mg
水酸化マグネシウム600mg速効的な制酸作用を有し、胸やけ、げっぷなどの過酸症状を改善します。
ロートエキス30mg胃酸の分泌を抑制し、胃痛を鎮めます。
オウバク末105mg味や香りによって味覚を刺激し、胃液や消化液の分泌を調節し、消化を助けます
ケイヒ末225mg
ウイキョウ末60mg
チョウジ末30mg
ショウキョウ末75mg
l-メントール9mg
添加物:サンショウ、バレイショデンプン、CMC、ステアリン酸Mg

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管して下さい。
  2. 小児の手の届かない所に保管して下さい。
  3. 他の容器に入れ替えないで下さい(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
  4. ぬれた手で取り扱わないで下さい。水分が錠剤につくと、表面が一部溶けて、変色又は色むらを生ずることがあります。また、ぬれた錠剤をビンに戻すと他の錠剤にも影響を与えますので、戻さないでください。
  5. ビンの中の詰め物は輸送中の錠剤破損防止ですので、開封後は捨てて下さい。
  6. 表示の使用期限を過ぎた製品は使用しないで下さい。

用法・用量

次の量を水又はお湯で服用してください。
年齢1回量1日服用回数
15歳以上3錠3回
食後に服用して下さい
11歳以上15歳未満2錠
11歳未満服用しないでください

用法・用量に関連する注意

  1. 用法・用量を厳守して下さい。
  2. 11歳以上の小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させて下さい。

製薬会社

第一三共ヘルスケア