知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

キオフィーバ こども解熱坐薬

リスク区分
第二類医薬品

製品の特徴

お子様の急な発熱に効く解熱坐薬です。 お子さまの平熱は大人より高く、多少熱を出しても元気な場合もあります。しかし、高熱(一般に38度以上)の場合には、体力の消耗や熱性けいれんを招くおそれもあり、熱を下げることが大切です。キオフィーバは、直接腸から成分を吸収しますので、胃を痛めず、早く作用して、効果的に熱を下げます。

使用上の注意

してはいけないこと(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)

  1. 次の人は使用しないでください。
    1. 本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
    2. 本剤又は他の 解熱鎮痛薬、かぜ薬を使用してぜんそくを起こしたことがある人。
  2. 本剤を使用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください。
    他の解熱鎮痛薬、かぜ薬、鎮静薬
  3. 使用時は飲酒しないでください。
  4. 長期連用しないでください。

相談すること

  1. 次の人は使用前に医師、歯科医師又は薬剤師に相談してください。
    1. 医師又は歯科医師の治療を受けている人。
    2. 妊婦又は妊娠していると思われる人。
    3. 本人又は家族がアレルギー体質の人。
    4. 高齢者及び虚弱者。
    5. 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    6. 次の診断を受けた人。
      心臓病、肝臓病、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍
  2. 次の場合は、直ちに使用を中止し、この説明文書を持って医師、歯科医師又は薬剤師に相談してください。
    1. 使用後、次の症状があらわれた場合。
      関係部位
      症状
      皮ふ
      発疹・発赤、かゆみ
      消化器
      悪心・嘔吐、食欲不振
      精神神経系
      めまい
      その他
      下痢、軟便、便意

      まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
      症状の名称
      症状
      ショック(アナフィラキシー)使用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさ等とともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさ等があらわれる。
      皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)
      中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)
      高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が、全身の皮ふ、口や目の粘膜にあらわれる。
      肝機能障害全身のだるさ、黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる。
      ぜんそく
    2. 1回使用しても再度発熱した場合。

効能・効果

小児の発熱時の一時的な解熱

成分・分量

1個(950mg)中
アセトアミノフェン・・・100mg
添加物としてハードファットを含む。

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない30度以下の涼しい所(冷蔵庫等)に、坐薬の先端を下に向け、立てて保管してください。
  2. 小児の手の届かない所に保管してください。
  3. 誤用をさけ、品質を保持するため、他の容器に入れかえないでください。

用法・用量

1日1回、肛門内に挿入してください。
1回量
6-12才:1-2個
3-5才:1個
1-2才:1/2-1個
1才未満:使用しないこと

注意
  1. 保護者の指導監督のもとに使用させてください。
  2. 用法・用量を厳守してください。
  3. 1才未満の乳児には使用しないでください。
  4. 使用は1日1回とし、2日続けて使用しないでください。
  5. 肛門にのみ使用し、内服しないでください。

    坐薬の使い方
    ※薬がすぐ出ないように、なるべく排便をすませてから使いましょう。
    • 先のとがった方から開いてください。
    • お尻の奥まで差し込んでください。仰向けが挿入しやすい場合が多いです。挿入しにくい場合は、先だけをオリーブ油や水で濡らし、すべりやすくしてください。坐薬が外へ出てしまわないように、必ず数十秒間は指でそのまま押さえておいてください。

      発熱時の注意
    • 汗ばんだ衣類は早めにとりかえましょう。
    • 発熱により汗をかいて、水分が失われます。水分をきっちり補いましょう。
    • 熱の上がり際に寒くてゾクゾクしている時は、身体をあたためてあげましょう。
    • 氷枕などで頭を冷やすと、楽になる時があります。ただし、冷やすことで熱が下がるわけではありません。嫌がるようであれば、無理に冷やす必要はありません。

製薬会社

樋屋奇応丸