知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

ピポンエース 液 VX

リスク区分
指定第二類医薬品

製品の特徴

ブテナフィン塩酸塩配合の水虫・たむし用薬です。 みずむし・たむしは、白癬菌というカビが皮膚の角質層に侵入して起こるもので、角質が増殖して皮膚が硬く、カサカサになるタイプや、かゆみ・痛みを伴うものもあります。 ピポンエース液VXは、患部に長く留まる殺真菌成分のブテナフィン塩酸塩に加え、かゆみ止め成分や抗炎症成分など、5種類の有効成分を配合したみずむし・たむし用薬です。現代人の生活パターンに合う1日1回の使用で、かゆみや痛みを伴うみずむし・たむしの不快な症状を改善します。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
  1. 次の人は使用しないこと
    本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  2. 次の部位には使用しないこと
    1. 目や目の周囲、粘膜(例えば、口腔、鼻腔、膣等)、陰のう、外陰部等。
    2. 湿疹。
    3. 湿潤、ただれ、亀裂や外傷のひどい患部。

相談すること

  1. 次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
    1. 医師の治療を受けている人。
    2. 妊婦又は妊娠していると思われる人。
    3. 乳幼児。
    4. 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    5. 患部が顔面又は広範囲の人。
    6. 患部が化膿している人。
    7. 「湿疹」か「みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし」かがはっきりしない人。
      (陰のうにかゆみ・ただれ等の症状がある場合は、湿疹等他の原因による場合が多い。)
  2. 使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、この説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
    関係部位症状
    皮膚発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、はれ、刺激感、熱感、落屑、ただれ、水疱、亀裂、乾燥感、ヒリヒリ感
  3. 2週間位使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、この説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること

効能・効果

みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし

成分・分量

100ml中
成分分量作用
ブテナフィン塩酸塩1.0g皮膚の角質に浸透し、白癬菌が生きていくために必要な細胞膜に働きかけて殺菌作用を発揮します。
クロタミトン5.0g患部のかゆみを一時的に鎮めます。
リドカイン2.0g局所麻酔作用で、かゆみを一時的に抑えます。
グリチルレチン酸0.5g炎症を抑えます。
dl-カンフル1.0g清涼感を与え、かゆみや炎症を鎮めます。

添加物:l-メントール、ヒアルロン酸Na、エタノール、アジピン酸ジイソプロピル、マクロゴール、1.3-ブチレングリコール、クエン酸

成分に関する注意

アルコールを含んでいますので、塗布時にしみることがあります。

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない涼しい所に密栓して保管してください。
  2. 小児の手の届かない所に保管してください。
  3. 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
  4. 使用期限をすぎた製品は使用しないでください。なお、使用期限内であっても、開封後はなるべく早く使用してください。(品質保持のため)
  5. 火気に近づけないでください。また、使用済みの容器は火中に投じないでください。
  6. 本剤のついた手で、目や粘膜に触れないでください。
  7. 合成樹脂(スチロール等)を軟化したり、塗料を溶かしたりすることがありますので、床や家具等につかないようにしてください。

用法・用量

1日1回、適量を患部に塗布してください。

用法・用量に関連する注意

  1. 用法・用量を厳守してください。
  2. 患部やその周囲が汚れたまま使用しないでください。
  3. 目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗い、直ちに眼科医の診療を受けてください。
  4. 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
  5. 外用にのみ使用してください。

容器の使用法

  • 使用前に、容器の先端を上に向けて、手の指で中栓の先を2-3回空押しして中の空気を抜いてください。(暑い時期、高温の場所に置かれた場合や薬液が少なくなった場合などに、容器内の圧力が高まり薬液が多く出ることがありますので、これを防ぐためです。)
  • 使用するときは容器を下向き又は斜めにして、先端を患部に軽く押し当てて塗布してください。容器の先端を患部から離すと液が出なくなります。(強く押し当てたり、容器胴部を強く握ると薬液が多く出ます。)

製薬会社

小林薬品工業