一般用医薬品
ベリコデ せき止め顆粒
- リスク区分
- 指定第二類医薬品
製品の特徴
鎮咳作用のリン酸ジヒドロコデイン、鎮咳・去痰作用のシャゼンソウ、去痰作用のセキサン、抗炎症・抗アレルギー作用のカンゾウを主薬としたせき・たんの治療薬です。カンゾウとシャゼンソウによる健胃効果が望めるため、胃が弱い方に適しています。眠気の少ないd-マレイン酸クロルフェニラミンを配合しています。膿粘液分解・抗炎症作用を持つ塩化リゾチームを配合し、喀痰の排出を促進します。18包入。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)- 次の人は服用しないでください。
本剤又は鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人。 - 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください。
他の鎮咳去痰薬、かぜ薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(鼻炎内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬)、鎮静薬 - 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。
(眠気があらわれることがあります)
相談すること
- 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦又は妊娠していると思われる人。
- 授乳中の人。
- 高齢者。
- 本人又は家族がアレルギー体質の人。
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の症状のある人。
高熱、排尿困難 - 次の診断を受けた人。
心臓病、高血圧、糖尿病、腎臓病、緑内障、甲状腺機能障害
- 次の場合は、直ちに服用を中止し、この説明書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
- 服用後、次の症状があらわれた場合。
(関係部位/症状)- 皮ふ/発疹・発赤、かゆみ
- 消化器/悪心・嘔吐、食欲不振
- 精神神経系/めまい
- その他/排尿困難
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
(症状の名称/症状) - ショック(アナフィラキシー)/服用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさ等ともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり冷や汗、息苦しさ等があらわれる。
- 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)・中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)/高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が、全身の皮ふ、口や目の粘膜にあらわれる。
- 偽アルデステロン症/尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等があらわれる。
- 5-6回服用しても症状がよくならない場合。
- 服用後、次の症状があらわれた場合。
- 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強がみられた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください。
便秘、口のかわき
効能・効果
せき、たん
成分・分量
1包(2g)中に次の成分を含んでいます。
添加物として、無水ケイ酸、乳糖、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、セルロースを含んでいます。
成分 | 含量 | 働き |
リン酸ジヒドロコデイン | 10mg | せきの中枢に働いてせきの発生を抑えます。 |
ノスカピン | 20mg | 速効性のあるせきどめ薬です。 |
グアヤコールスルホン酸カリウム | 90mg | 気道の分泌液を増やし、たんを出やすくします。 |
dl-塩酸メチルエフェドリン | 25mg | せきをしずめ、たんをきります。 |
d-マレイン酸クロルフェニラミン | 1.33mg | アレルギー性のせきをしずめます。 |
塩化リゾチーム | 20mg (力価) | 炎症をおさえます。 |
シャゼンソウ(車前草)エキス (原生薬換算量338mg) | 50.6mg | せきをしずめ、たんをきる効果があります。 |
カンゾウ(甘草)エキス (原生薬換算量600mg) | 200mg | 炎症を抑えます。 |
セキサン(石蒜)エキス (原生薬換算量96mg) | 12mg | たんを排出させる効果があります。 |
添加物として、無水ケイ酸、乳糖、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、セルロースを含んでいます。
保管及び取扱い上の注意
- 小児の手のとどかない所に保管してください。
- 直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
- 誤用をさけ、品質を保持するため、他の容器に入れかえないでください。
- 使用期限をすぎた製品は使用しないでください。
用法・用量
年齢 | 1回量 |
15才以上 | 1包 |
11才以上-15才未満 | 2/3包 |
8才-11才未満 | 1/2包 |
5才以上-8才未満 | 1/3包 |
3才以上-5才未満 | 1/4包 |
用法・用量に関連する注意
- 用法・用量を必ず守ってください。
- 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
製薬会社
三宝製薬