一般用医薬品
アネトン せき止め Z 錠
- リスク区分
- 指定第二類医薬品
製品の特徴
いろいろな原因で起こる「せき」をしずめ「たん」の切れをよくします。また、飲みやすいフィルムコーティング錠で、11歳のお子さまから服用できます。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)- 次の人は服用しないでください。
本剤又は本剤の成分、鶏卵によりアレルギー症状を起こしたことがある人 - 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください。
他の鎮咳去痰薬、かぜ薬、鎮静薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗り物酔い薬、アレルギー用薬等) - 服用後、乗り物又は機械類の運転操作をしないでください。(眠気等があらわれることがあります)
- 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳をさけてください。
- 過量服用・長期連用しないでください。(倦怠感や虚脱感などがあらわれることがあります)
相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
- 医師の治療を受けている人
- 妊婦又は妊娠していると思われる人
- 高齢者
- 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
- 次の症状のある人
高熱、排尿困難 - 次の診断を受けた人
心臓病、高血圧、糖尿病、緑内障、甲状腺機能障害
- 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。関係部位症状皮膚発疹・発赤、かゆみ消化器吐き気・嘔吐、食欲不振精神神経系めまい泌尿器排尿困難
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。症状の名称 症 状 ショック (アナフィラキシー)服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。 皮膚粘膜眼症候群
(スティーブンス・ジョンソン症候群)、
中毒性表皮壊死融解症高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり、急激に悪化する。 再生不良性貧血青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿などがあらわれる。 無顆粒球症突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。 - 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強がみられた場合には、服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
便秘、口のかわき、眠気 - 5-6回服用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、 この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
効能・効果
せき、たん
成分・分量
成 分 | 分 量 | はたらき |
コデインリン酸塩水和物 (リン酸コデイン) | 50mg | せきを起こす中枢に作用し、せきをおさえるすぐれた効果があります。 |
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 75mg | 気管支を拡張する作用と気管支のけいれんをおさえる作用により、せきをしずめます。 |
リゾチーム塩酸塩 | 60mg (力価) | のどにからまるたんを溶解して、出しやすくします。 |
クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 12mg | 抗ヒスタミン剤の一つで、アレルギーが原因となって起こるせきに効果があります。 |
無水カフェイン | 60mg | 頭痛、不快感をやわらげ、またねむけをおさえます。 |
セネガ乾燥エキス (原生薬換算量) | 89.82mg (1500mg) | 気道粘膜の分泌を亢進させ、たんをうすくし、出しやすくします。 |
添加物として、トウモロコシデンプン、乳糖、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスCMC-Na、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール、三二酸化鉄、カルナウバロウを含有します。
成分・分量に関連する注意
本剤の服用により、糖尿病の検査値に影響を及ぼすことがあります。保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります)
- 使用期限(外箱に記載)をすぎた製品は服用しないでください。
用法・用量
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 | さらに就寝前に1回服用することができます。 |
成人(15歳以上) | 3錠 | 3回(食後) | |
11歳以上 15歳未満 | 2錠 | ||
11歳未満 | 服用しないでください |
用法・用量に関連する注意
- 用法・用量を厳守してください。
- 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
- PTPシートからの錠剤の取り出し方
錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り、取り出してお飲みください。(誤って飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります)
製薬会社
武田薬品工業