知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

ベンザブロック せき止め液

リスク区分
指定第二類医薬品

製品の特徴

液剤タイプの鎮咳去たん薬です。せき中枢に作用するジヒドロコデインリン酸、グアイフェネシンなどの鎮咳去たん成分に加えて、痛み・ハレを抑えるトラネキサム酸を配合。のどの痛みを伴うせき・たんによく効きます。 スッキリとしたメントール味で、甘さを抑えたサラッとしたのみごこちの褐色澄明な液です。 6歳のお子様から、ご家族みんなで服用できます。 食事のタイミングに制限されずに服用できます(服用間隔は4時間以上あけてください)。

使用上の注意

してはいけないこと(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなる)

  1. 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないこと
    他の鎮咳去たん薬、かぜ薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(鼻炎用内服薬、乗り物酔い用薬、アレルギー用薬、催眠鎮静薬)、鎮静薬、トラネキサム酸を含有する内服薬
  2. 服用後、乗り物または機械類の運転操作をしないこと
    (眠気があらわれることがある。)
  3. 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
  4. 過量服用・長期連用しないこと

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師または薬剤師に相談すること
    1. 医師または歯科医師の治療を受けている人。
    2. 妊婦または妊娠していると思われる人。
    3. 高齢者。
    4. 本人または家族がアレルギー体質の人。
    5. 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    6. 次の症状のある人。
      高熱
    7. 次の診断を受けた人。
      心臓病、高血圧、糖尿病、腎臓病、甲状腺機能障害、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎)、血栓症を起こすおそれのある人
  2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談すること
    1. 服用後、次の症状があらわれた場合
      関係部位
      症状
      皮ふ発疹・発赤、かゆみ
      消化器悪心・嘔吐、食欲不振、胸やけ
      精神神経系
      めまい
    2. 5-6回服用しても症状がよくならない場合
  3. 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること
    便秘、下痢

効能・効果

のどの痛みを伴うせき・たん

成分・分量

40ml(15歳以上の1日最大服用量)中
成分
含量
はたらき
ジヒドロコデインリン酸塩
20mg
せきを和らげる
dl-メチルエフェドリン塩酸塩
50mg
グアイフェネシン
200mg
たんを排出しやすくする
セネガ流エキス
0.4ml
(セネガ400mgより抽出)
トラネキサム酸
280mg
のどの痛みを和らげる


添加物:還元麦芽糖水アメ、スクラロース、クエン酸水和物、クエン酸ナトリウム水和物、l-メントール、パラベン、安息香酸Na、カラメル、香料、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管すること。
  2. 小児の手の届かない所に保管すること。
  3. 他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)。
  4. 服用のつどビンの口をよく拭いてから、フタをしっかりしめておくこと(まれに糖分がかたまってフタがあけにくくなることがある)。
  5. 使用期限を過ぎた製品は服用しないこと。
  6. 箱とビンの「開封年月日」記入欄に、ビンを開封した日付を記入すること。
  7. 一度開封した後は、品質保持の点から開封日より6ヵ月以内を目安になるべくすみやかに服用すること。
  8. 計量用コップは使用のつど、水洗いなどして常に清潔に保管すること。

用法・用量

添付の計量用コップ(目盛はmlをあらわす)で、次の1回量を、1日3回、必要な場合には1日4回まで服用することができる。ただし、服用間隔は4時間以上あけること。
年齢
1回量
15歳以上
10ml
11歳-14歳
6.5ml
8歳-10歳
5ml
6歳-7歳
3ml
6歳未満
服用しないこと


  • 用法・用量に関連する注意
    1. 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること。
    2. 用法・用量を厳守すること。
  • 安全フタのあけ方、しめ方
    小さなお子様が誤ってお飲みにならないように、安全フタを使用していますので、無理に力まかせにせず、次の要領で扱ってください。
    • あけるとき:上方から手のひらで強く押しながら左へまわしてあけてください。
    • しめるとき:普通のフタをしめる要領で反対方向にまわして、からまわりすることを確かめてから保管してください。

製薬会社

武田薬品工業