一般用医薬品
パイロン MX24
- リスク区分
- 指定第二類医薬品
製品の特徴
麻黄湯エキスに解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェンや抗ヒスタミン成分であるクロルフェニラミンマレイン酸塩などを加え、発熱、悪寒、関節の痛み、鼻みず、鼻づまりなどのかぜの諸症状を緩和する総合かぜ薬です。麻黄湯エキスおよびジヒドロコデインリン酸塩により、せきをしずめます。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故がおこりやすくなります)- 次の人は服用しないで下さい
- 本剤または本剤の成分によりアレルギー症状をおこしたことがある人
- 本剤または他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を服用してぜんそくをおこしたことがある人
- 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないで下さい
他のかぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬など(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬など) - 服用後、乗物または機械類の運転操作をしないで下さい(眠気などがあらわれることがあります)
- 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けて下さい
- 服用前後は飲酒しないで下さい
- 長期連用しないで下さい
相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者にご相談下さい
- 医師または歯科医師の治療を受けている人
- 妊婦または妊娠していると思われる人
- 高齢者
- 薬などによりアレルギー症状をおこしたことがある人
- 次の症状のある人
高熱、排尿困難 - 次の診断を受けた人
甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、肝臓病、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍、緑内障
- 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者にご相談下さい
関係部位 症状 皮膚 発疹・発赤、かゆみ 消化器 吐き気・嘔吐、食欲不振 精神神経系 めまい 泌尿器 排尿困難 その他 過度の体温低下
まれに下記の重篤な症状がおこることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。症状の名称 症状 ショック(アナフィラキシー) 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁などがあらわれる。 皮膚粘膜眼症候群
(スティーブンス・ジョンソン症候群)、
中毒性表皮壊死融解症、
急性汎発性発疹性膿疱症高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤、赤くなった皮膚上に小さなブツブツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、食欲がないなどが持続したり、急激に悪化する。 肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振などがあらわれる。 腎障害 発熱、発疹、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢などがあらわれる。 間質性肺炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱などがみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。 ぜんそく 息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しいなどがあらわれる。 再生不良性貧血 青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿などがあらわれる。 無顆粒球症 突然の高熱、さむけ、のどの痛みなどがあらわれる。 - 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談下さい
便秘、口のかわき、眠気 - 5-6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者にご相談下さい
効能・効果
かぜの諸症状(発熱、悪寒、関節の痛み、鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、せき、たん、頭痛、筋肉の痛み)の緩和
成分・分量
「パイロンMX」は、白色のカプセル剤で、6カプセル(成人1日量)中に次の成分を含有しています。
添加物として、D-マンニトール、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウムを含有しています。またカプセル本体にゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウムを含有しています。
成分 | 含量(6カプセル中) | はたらき |
アセトアミノフェン | 650mg | 熱を下げ、痛みをおさえる |
クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 7.5mg | 鼻みず、鼻づまり、くしゃみをおさえる |
ジヒドロコデインリン酸塩 | 18mg | せきをしずめる |
グアヤコールスルホン酸カリウム | 250mg | たんの切れをよくする |
無水カフェイン | 150mg | 痛みをおさえるはたらきを助けるほか、頭痛をやわらげる |
麻黄湯エキス (マオウ1107.7mg、 キョウニン1107.7mg、 ケイヒ830.8mg、 カンゾウ553.8mg) | 360mg (原生薬換算量3600mg) | かぜ初期の発熱、悪寒、関節の痛み、鼻みず、鼻づまり、せき、頭痛をやわらげる |
添加物として、D-マンニトール、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウムを含有しています。またカプセル本体にゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウムを含有しています。
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当らない湿気の少ない、涼しい所に保管して下さい。
- 小児の手の届かない所に保管して下さい。
- PTPシートから出して他の容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり、品質が変化します)
- 使用期限をすぎた製品は、服用しないで下さい。
用法・用量
次の量を食後なるべく30 分以内に、水またはぬるま湯でおのみ下さい。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
成人(15才以上) | 2カプセル | 3回 |
小児(7才以上15才未満) | 1カプセル | |
7才未満 | 服用させないこと |
- 定められた用法・用量を厳守して下さい。
- 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させて下さい。
カプセルの取り出し方
カプセルの入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り、取り出しておのみ下さい。(誤ってそのまま飲み込んだりすると、食道粘膜に突き刺さるなど思わぬ事故につながることがあります)
製薬会社
塩野義製薬