一般用医薬品
バリアクト Hi 液
- リスク区分
- 指定第二類医薬品
製品の特徴
塩酸テルビナフィンの殺真菌作用と角質浸透性により、1日1回の塗布で白癬菌を殺菌する水虫の薬です。ジフェンヒドラミン塩酸塩、グリチルレチン酸が水虫、たむし等による不快なかゆみ、痛みを鎮めます。イソプロピルメチルフェノールが患部周辺の雑菌の発生を抑えます。速乾性に優れ、さらっとした使用感の液剤です。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)- 次の人は使用しないで下さい。
本剤による過敏症(例えば、発疹・発赤、かゆみ、はれ等)を起こしたことがある人 - 次の部位には使用しないで下さい。
- 目や目の周囲、粘膜(例えば、口腔、鼻腔、膣等)、陰のう、外陰部等
- 湿疹
- 湿潤、ただれ、亀裂や外傷のひどい患部
相談すること
- 次の人は使用前に医師または薬剤師に相談して下さい。
- 医師の治療を受けている人
- 乳幼児
- 本人又は家族がアレルギー体質の人
- 湿疹かみずむし、いんきんたむし、ぜにたむしかがはっきりしない人。(陰のうにかゆみ、ただれ等の症状がある場合は、湿疹等他の原因による場合が多い)
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人
- 患部が顔面又は広範囲の人
- 患部が化膿している人
- 妊婦又は妊娠している可能性のある人
- 次の場合は、直ちに使用を中止し、添付文書を持って医師または薬剤師に相談して下さい。
- 使用後、次の症状があらわれた場合
関係部位/皮ふ:症状/発疹・発赤、かぶれ、かゆみ、はれ、刺激感、熱感、麟屑、落屑(フケ、アカのような皮ふのはがれ)、ただれ、乾燥、つっぱり感、皮ふの亀裂 - 2週間位使用しても症状がよくならない場合や、本剤の使用により症状が悪化した場合
- 使用後、次の症状があらわれた場合
効能・効果
みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし
成分・分量
1g中
添加物として、アジピン酸ジイソプロピル、プロピレングリコール、ラウロマクロゴール及びエタノールを含有する。
成分 | 分量 | はたらき |
塩酸テルビナフィン | 10mg | 白癬菌に選択的に作用し、菌の代謝を阻害し、発育増殖を阻止します。 |
ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 5mg | 患部のかゆみを抑えます。 |
グリチルレチン酸 | 5mg | 患部の炎症を抑えます。 |
イソプロピルメチルフェノール | 3mg | 患部周辺の雑菌の発生を抑えます。 |
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない涼しい所に密栓して立てて保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 他の容器に入れかえないでください。(誤用の原因になったり品質が変わることがあります。)
- 火気に近づけないで下さい。
- 使用済みの容器は火中に投じないで下さい。
- 使用期限を過ぎた製品は使用しないで下さい。また、開封後は使用期限内であってもなるべく速やかに使用して下さい。
- 本剤は合成樹脂(スチロールなど)を軟化したり、塗料、インクを溶かしたりすることがありますので、床や家具などにつかないようにして下さい。
用法・用量
用法・用量に関する注意
- 定められた用法を厳守して下さい。
- 患部やその周囲が汚れたまま使用しないで下さい。
- 目に入らないように注意して下さい。万一、目に入った場合には、すぐに水またはぬるま湯で洗い、直ちに眼科医の診療を受けて下さい。
- 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させて下さい。
- 外用にのみ使用して下さい。
- 本剤のついた手で、目や粘膜にふれないで下さい。
使用方法
- 使用前に容器の先端を上に向けて、手の指などで1-2度押して中の空気を抜いて下さい。(気温や手の体温などで容器が温まった場合や内容液が少なくなった場合などに、容器内の圧力が高まり、薬液が多く出ることがありますので、これを防ぐためです)
- 患部に使用するときは容器を下向き又は斜めにして、幹部に先端を軽く押し当てて塗布して下さい。(先端を患部からはなすと、薬液が出なくなります)
製薬会社
ゼリア新薬工業