一般用医薬品
パイロンハイ
- リスク区分
- 指定第二類医薬品
製品の特徴
IPA+生薬配合の総合かぜ薬(ピリン系)です。解熱鎮痛効果の高いイソプロピルアンチピリン(IPA)*とアセトアミノフェンを配合していますので「熱」や「頭痛」にすぐれた効果を発揮します。生薬成分のカンゾウとオウヒを含む4つの成分のはたらきで「せき・たん」をおさえます。d-クロルフェニラミンマレイン酸塩が「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」をやわらげます。
パイロンハイは、8つの成分を効果的に配合した、かぜの諸症状によく効く「総合かぜ薬」です。医薬品。
*イソプロピルアンチピリンは、一般薬としてかぜ薬や解熱鎮痛薬に配合されている唯一のピリン系解熱鎮痛成分です。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)- 次の人は服用しないで下さい
- 本剤または本剤の成分によりアレルギー症状をおこしたことがある人
- 本剤または他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を服用してぜんそくをおこしたことがある人
- 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないで下さい
他のかぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬など(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬など) - 服用後、乗物または機械類の運転操作をしないで下さい(眠気などがあらわれることがあります)
- 服用前後は飲酒しないで下さい
- 長期連用しないで下さい
相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者にご相談下さい
- 医師または歯科医師の治療を受けている人
- 妊婦または妊娠していると思われる人
- 授乳中の人
- 高齢者
- 薬などによりアレルギー症状をおこしたことがある人
- 次の症状のある人
高熱、むくみ、排尿困難 - 次の診断を受けた人
甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、肝臓病、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍、緑内障
- 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者にご相談下さい
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。関係部位 症状 皮膚 発疹・発赤、かゆみ 消化器 吐き気・嘔吐、食欲不振 精神神経系 めまい 呼吸器 息切れ、息苦しさ 泌尿器 排尿困難 その他 過度の体温低下 症状の名称 症状 ショック(アナフィラキシー) 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性膿疱症 高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤、赤くなった皮膚上に小さなブツブツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、食欲がない等が持続したり、急激に悪化する。 肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。 腎障害 発熱、発疹、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等があらわれる。 間質性肺炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。 偽アルドステロン症、ミオパチー 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。 ぜんそく 息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる。 再生不良性貧血 青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。 無顆粒球症 突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。 - 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談下さい
口のかわき、眠気 - 5-6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者にご相談下さい
効能・効果
かぜの諸症状(発熱、せき、たん、頭痛、のどの痛み、悪寒、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和
成分・分量
パイロンハイは、白色のフィルムコーティング錠で、9錠(成人1日量)中に次の成分を含有しています。
添加物として結晶セルロース、軽質無水ケイ酸、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸、ステアリン酸、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタンを含有しています。
成分 | 含量(9錠中) | はたらき |
イソプロピルアンチピリン(IPA) | 300mg | 熱を下げ、痛みをおさえる |
アセトアミノフェン | 450mg | 熱を下げ、痛みをおさえる |
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 | 48mg | せきをしずめる |
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 60mg | せきをしずめ、たんの切れをよくする |
カンゾウエキス(原生薬換算量1000mg) | 140mg | たんの切れをよくする |
オウヒエキス(原生薬換算量2000mg) | 120mg | たんの切れをよくする |
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 3.5mg | くしゃみ、鼻みず、鼻づまりをおさえる |
無水カフェイン | 75mg | 痛みをおさえるはたらきを助けるほか、頭痛をやわらげる |
用法・用量
次の量を食後なるべく30分以内に、水またはぬるま湯でおのみ下さい。
●定められた用法・用量を厳守して下さい。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
成人(15才以上) | 3錠 | 3回 |
15才未満 | 服用させないこと |
製薬会社
塩野義製薬