知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

ジクロテクトテープ

リスク区分
第二類医薬品

製品の特徴

医療用成分ジクロフェナクナトリウムを配合した外用の鎮痛消炎テープ剤です。1日1回貼るだけで24時間効果が持続し、肩・腰・関節・筋肉のつらい痛みを鎮めます。伸縮性に優れ、関節などの可動部にもぴったりフィット。においが気になりません。基布の色はベージュなので、お肌になじみ目立ちません。医薬品。 (*2013年 リスク区分【第1類→第2類】変更)

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
  1. 次の人は使用しないでください
    1. 本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
    2. ぜんそくを起こしたことがある人。
    3. 妊婦又は妊娠していると思われる人。
    4. 15才未満の小児。
  2. 次の部位には使用しないでください
    1. 目の周囲、粘膜等。
    2. 皮ふの弱い部位(顔、頭、わきの下等)。
    3. 湿疹、かぶれ、傷口。
    4. みずむし・たむし等又は化膿している患部。
  3. 本剤を使用している間は、他の外用鎮痛消炎剤を使用しないでください
  4. 長期連用しないでください

相談すること

  1. 次の人は使用前に医師又は薬剤師に相談してください
    1. 医師の治療を受けている人。
    2. 本人又は家族がアレルギー体質の人。
    3. 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    4. 次の医薬品の投与を受けている人。
      ニューキノロン系抗菌剤
  2. 次の場合は、直ちに使用を中止し、この説明書を持って医師又は薬剤師に相談してください
    1. 使用中又は使用後、次の症状があらわれた場合。
      関係部位症状
      皮ふ発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、はれ、痛み、刺激感、熱感、皮ふのあれ、落屑(らくせつ)(フケ、アカのような皮ふのはがれ)、水疱、色素沈着
      まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
      症状の名称症 状
      ショック(アナフィラキシー)使用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息ぐるしさ、動悸、意識の混濁等があらわれます。
      接触皮膚炎、光線過敏症塗擦部に強いかゆみを伴う発疹・発赤、はれ、刺激感、水疱・ただれ等の激しい皮膚炎症状や色素沈着、白斑があらわれ、中には発疹・発赤、かゆみ等の症状が全身にひろがることがあります。また、日光があたった部位に症状があらわれたり、悪化することがあります。
    2. 1週間程度使用しても症状がよくならない場合。

効能・効果

関節痛、肩こりに伴う肩の痛み、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、筋肉痛、腰痛、打撲、捻挫

成分・分量

(膏体100g中)
ジクロフェナクナトリウム:1g(痛みや炎症の原因物質であるプロスタグランジンの生成を抑え、痛みをやわらげます)
添加物:エステルガムHG、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、流動パラフィン、ポリイソブチレン、N-メチル-2-ピロリドン、ジブチルヒドロキシトルエン、l-メントール、その他3成分

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
  2. 小児の手のとどかない所に保管してください。
  3. 他の容器に入れかえないでください。(誤用の原因になったり品質が変わることがあります)
  4. 品質保持のため、開封後の未使用分はもとの袋に入れ、開封口をきちんと折り曲げて保管してください。
  5. 使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。なお、使用期限内であっても、開封後はなるべくはやく使用してください。

用法・用量

プラスチックフィルムをはがし、1日1回1-2枚を患部に貼ってください。ただし、1回あたり2枚を超えて使用しないでください。なお、本成分を含む他の外用剤を併用しないでください。

注意

  1. 定められた用法・用量を厳守してください。
  2. 1回あたり24時間を超えて貼り続けないでください。さらに同じ患部に貼りかえる場合は、その貼付部に発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等の症状が起きていないことを確かめてから使用してください。
  3. 本剤は、痛みやはれ等の原因となっている病気を治療するのではなく、痛みやはれ等の症状のみを治療する薬剤ですので、症状がある場合だけ使用してください。
  4. 汗をかいたり、患部がぬれている時は、よく拭きとってから使用してください。
  5. 皮ふの弱い人は、使用前に腕の内側の皮ふの弱い箇所に、1-2cm角の小片を目安として半日以上貼り、発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等の症状が起きないことを確かめてから使用してください。
  6. 使用部位に他の外用剤を併用しないでください。

製薬会社

大正製薬