一般用医薬品
ビオフェルミン 止瀉薬
- リスク区分
- 第二類医薬品
製品の特徴
生薬と乳酸菌を配合した下痢止めです。
タンニン酸アルビンとゲンノショウコエキスがお腹にやさしく作用し、下痢の症状を改善します。また、ロートエキスが下痢にともなう腹痛をしずめます。さらに、乳酸菌が下痢のときに起きる腸内細菌の乱れを整えてくれます。生薬特有の香味をもった、うす褐色の飲みやすい細粒です。スティック包装ですから、携帯にも便利です。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
- 次の人は服用しないこと
本剤または牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人。 - 本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないこと
胃腸鎮痛鎮痙薬 - 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
(母乳に移行して乳児の脈が速くなることがある。)
相談すること
- 次の人は服用前に医師または薬剤師に相談すること
- 医師の治療を受けている人。
- 発熱を伴う下痢のある人、血便のある人または粘液便の続く人。
- 急性の激しい下痢、発熱を伴う下痢、血便、粘液便または腹痛・腹部膨満・はきけ等の症状を伴う下痢のある人。(本剤で無理に下痢をとめるとかえつて病気を悪化させることがある。)
- 妊婦または妊娠していると思われる人。
- 高齢者。
- 本人または家族がアレルギー体質の人。
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の症状のある人。
排尿困難 - 次の診断を受けた人。
心臓病、緑内障 - 副交感神経遮断剤(ベラドンナ総アルカロイド、ヨウ化イソプロパミド、ロートエキス等)を含有する内服薬を服用している人。
- 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談すること
- 服用後、次の症状があらわれた場合
関係部位 症状 皮ふ 発疹・発赤、かゆみ - 5-6日間服用しても症状がよくならない場合
- 服用後、次の症状があらわれた場合
- 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること
口の渇き
<その他の注意>
母乳が出にくくなることがある。
効能・効果
- 下痢、腹痛を伴う下痢、消化不良による下痢、食あたり、水あたり、くだり腹、はき下し、軟便
成分・分量
3包3.6g(成人の1日服用量)中
成分 | 含量 | はたらき |
タンニン酸アルブミン(タンナルビン) | 2,700mg | いたんだ腸粘膜を保護します。 |
ゲンノショウコエキス(生薬エキス) | 600mg | 民間薬として下痢止めに用いられ、いたんだ腸粘膜を保護します。 |
ロートエキス(生薬エキス) | 33mg | 腹痛を伴う下痢のときに異常にたかまった腸の動きを抑えます。 |
フェーカリス菌末(乳酸菌) | 180mg | 下痢、軟便のときに乱れた腸内細菌叢のバランスを整えます。 |
添加物として、バレイショデンプンを含有する。
成分に関連する注意
生薬(薬用の草根木皮など)を用いた製品ですから、製品により細粒の色調や味が多少異なることがありますが、効果には変わりありません。
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
- 小児の手の届かない所に保管すること。
- 1包を分けて服用したり残りは、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用すること。
- 使用期限を過ぎた製品は服用しないこと。
用法・用量
次の量を、食後に水またはお湯で服用すること。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
成人(15歳以上) | 1包 | 3回 |
11歳-14歳 | 2/3包 | |
8歳-10歳 | 1/2包 | |
5歳-7歳 | 1/3包 | |
5歳未満 | 服用しないこと |
用法・用量に関連する注意
- 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること。
- 用法・用量を厳守すること。
製薬会社
武田薬品工業