知っておきたい 『市販の薬』

イアトリズム総合案内
一般用医薬品

ハレナース

リスク区分
第三類医薬品

製品の特徴

扁桃腺のはれ、のどの痛みに効く口腔・咽喉用薬です。トラネキサム酸とカンゾウエキスの2つの抗炎症成分が、扁桃腺のはれを鎮めます。水なしでも飲めて、患部に気持ちいい冷感がとどきます。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
  1. 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないこと
    1. 甘草(カンゾウ)またはその主成分グリチルリチンを含有する内服薬
      (むくみ、血圧上昇および筋疾患(ミオパチー)などが起きることがある)
    2. 他のアレルギー用薬、トラネキサム酸を含有する内服薬
      (鼻炎用薬、かせ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬など)
  2. 長期連用しないこと

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
    1. 医師または歯科医師の治療を受けている人
    2. 妊婦または妊娠していると思われる人
    3. 高齢者
    4. 薬などによるアレルギー症状を起こしたことがある人
    5. 次の症状のある人:むくみ
    6. 次の診断を受けた人
      高血圧、心臓病、腎臓病、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓静脈炎など)、血栓症を起こすおそれのある人
  2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
    関係部位症状
    皮ふ発疹・発赤、かゆみ
    消化器吐き気・嘔吐、胸やけ、食欲不振もしくは食欲増進、胃部不快感、胃部膨満感
    精神神経系めまい
    その他頻尿

    まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること
    症状の名称症状
    偽アルドステロン症、
    ミオパチー
    手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる
  3. 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
    下痢
  4. 5-6日間服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること

効能・効果

扁桃炎(のどのはれ、のどの痛み)・咽頭炎、口内炎

成分・分量

1日量(3包:3.9g)中
トラネキサム酸:750mg
カンゾウエキス:198mg(原生薬換算量990mg)
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6):50mg
リボフラビン(ビタミンB2):12mg
L-アスコルビン酸ナトリウム(ビタミンCナトリウム):500mg
添加物として、エリスリトール、アルファー化デンプン、二酸化ケイ素、タルク、カラメル、無水ケイ酸、l-メントール、香料を含有する
  • 本剤の服用により、尿が黄色くなることがありますが、ビタミンB2によるものですから心配あり
    ません
  • 本剤は天然物(生薬)を用いているため、顆粒の色が多少異なることがあります

有効成分のはたらき

トラネキサム酸抗炎症作用があり、のどのはれ・痛みなどの症状を改善します
カンゾウエキス主成分グリチルリチン酸の抗炎症作用で、のどのはれ・痛みなどを改善します
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)粘膜の機能を正常に働かせる作用があります
リボフラビン(ビタミンB2)
L-アスコルビン酸ナトリウム
(ビタミンCナトリウム)
体力消耗時のビタミンC補給になります

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しいところに保管すること
  2. 小児の手の届かないところに保管すること
  3. 他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)
  4. 1包を分割し服用する場合、残った薬剤は袋の口を折り返して保管すること。また、保管した残りの薬剤は、その日のうちに服用するか捨てること

用法・用量

次の量を朝昼晩に服用してください。
年齢1回量1日服用回数
大人(15才以上)1包3回
7才以上15才未満1/2包
7才未満服用しないこと

用法・用量に関連する注意

  1. 定められた用法・用量を厳守すること。
  2. 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること。
    ●水なしでも服用できます。

製薬会社

小林製薬