一般用医薬品
ペラック T 錠
- リスク区分
- 第三類医薬品
製品の特徴
のぞの炎症を抑えるトラムキサム酸に、カンゾウ乾燥エキスと3種のビタミンを配合した、のどのはれ、痛みを抑える口中薬です。抗ヒスタミン剤を配合していないので、眠くなりません。7歳以上のお子さまから服用していただけます。
使用上の注意
してはいけないこと(守らないと現在症状が悪化したり、副作用、事故が起こりやすくなります。)
- 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないこと。
- 甘草(カンゾウ)またはその主成分グリチルリチンを含有する内服薬。(むくみ、血圧上昇および筋疾患(ミオパシー)等が起こることがある。)
- 他のアレルギー用薬、トラネキサム酸を含有する内服薬(鼻炎用薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬)
- 長期連用しないこと。
相談すること
- 次の人は服用前に医師または薬剤師に相談すること。
- 医師又は歯科医師の治療を受けている人。
- 妊婦または妊娠していると思われる人。
- 高齢者。
- 本人または家族がアレルギー体質の人。
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の症状のある人。:むくみ
- 次の診断を受けた人。:高血圧、心臓病、腎臓病、血栓のある人(膿血栓、心筋梗塞、血栓静脈炎等)、血栓症を起こすおそれのある人。
- 次の場合は、直ちに服用を中止し、この説明文書を持って医師または薬剤師に相談すること。
- 服用後、次の症状があらわれた場合。
皮ふ:発疹、発赤、かゆみ
消化器:悪心、嘔吐、胸やけ、食欲不振もしくは食欲増進、胃部不快感
精神神経系:めまい
その他:頻尿
まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けること。:偽アルドステロン症(尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等があらわれる) - 5-6日間服用しても症状がよくならない場合。
- 服用後、次の症状があらわれた場合。
- 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること。:下痢
効能・効果
咽頭炎・扁桃炎(のどのはれ、のどの痛み)、口内炎
成分・分量
成分 | 分量 | はたらき |
トラネキサム酸 | 750mg | 炎症やアレルギー症状が起こっているとき、体内で異常増加している酵素(プラスミン)を抑え、口内やのどにおけるはれ、痛みなどの症状を改善します |
カンゾウ乾燥エキス | 198mg (原生薬として990mg) | 生薬、甘草のエキスで、主成分のグリチルリチン酸は、炎症やアレルギーを抑える作用があります |
塩酸ピリドキシン (ビタミンB6) | 50mg | 皮膚や粘膜の機能を正常に働かせる作用があります |
リボフラビン (ビタミンB2) | 12mg | |
L-アスコルビン酸ナトリウム (ビタミンC) | 500mg | 体力消耗に効果があります |
成分・分量に関連する注意
本剤に配合されているリポフラビン(ビタミンB2により、尿が黄色になることがある。)保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しいところに保管すること。
- 小児の手の届かない所に保管すること。
- 他の容器に入れかえないこと。(誤用の原因になったり品質が変わる。)
- 本剤の使用期限は外装に記載してあるので、使用期限を過ぎた製品は服用しないこと。また、一度開封した後は、品質保持の点から開封後より6ヶ月以内に服用すること。
- 箱の開封年月日記入欄に、開封した日付を記入すること。
用法・用量
7才未満は服用しないで下さい。
用法・用量に関する注意
- 用法・用量を厳守すること。
- 食前、食後、いずれの服用でもかまわない。
- 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること。
- 錠剤の取り出し方:錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用すること。(誤ってそのまま飲み込んだりすると、食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる。)
製薬会社
第一三共ヘルスケア