一般用医薬品
カローミン
- リスク区分
- 指定第二類医薬品
製品の特徴
なかなか寝付けない、眠りが浅いといった一時的な不眠症状の緩和に効果のある医薬品です。カローミンの有効成分ジフェンヒドラミン塩酸塩は、皮膚のかゆみ、くしゃみ、鼻水といったアレルギー症状を緩和する目的で一般的に用いられてきた成分ですが、服用すると眠気をもよおすという作用があります。カローミンはこの眠気をもよおす作用に着目して作られたお薬です。
カローミンのはたらき:脳の中で覚醒の維持・調節に関与している成分のひとつにヒスタミンがあります。カローミンの有効成分ジフェンヒドラミン塩酸塩はこのヒスタミンのはたらきを抑えることで眠くなる作用をあらわします。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなる。)- 次の人は服用しないこと
- .妊婦又は妊娠していると思われる人。
- 15才未満の小児。
- 日常的に不眠の人。
- 不眠症の診断を受けた人。
- 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないこと
他の催眠鎮静薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬) - 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと
(眠気をもよおして事故をおこすことがある。また、本剤の服用により、翌日まで眠気が続いたり、だるさを感じる場合は、これらの症状が消えるまで、乗物又は機械類の運転操作をしないこと。) - 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
- 服用時は飲酒しないこと
- 寝つきが悪い時や眠りが浅い時のみの服用にとどめ、連用しないこと
- 過量服用しないこと
相談すること
- 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること
- 医師の治療を受けている人。
- 高齢者。
(高齢者では眠気が強くあらわれたり、また反対に神経が高ぶるなどの症状があらわれることがある。) - 本人又は家族がアレルギー体質の人。
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことのある人。
- 次の症状のある人。
排尿困難 - 次の診断を受けた人。
緑内障、前立腺肥大
- 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談すること
- 服用後、次の症状があらわれた場合。
関係部位 症状 皮ふ 発疹・発赤、かゆみ 消化器 胃痛、悪心・嘔吐、食欲不振 精神神経系 めまい、頭痛、起床時の頭重感、昼間の眠気、気分不快、神経過敏、一時的な意識障害(注意力の低下、ねぼけ様症状、判断力の低下、言動の異常等) その他 動悸、倦怠感、排尿困難 - 2-3回服用しても症状がよくならない場合。
- 服用後、次の症状があらわれた場合。
- 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強がみられた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談すること
口のかわき、下痢●その他の注意
翌日まで眠気が続いたり、だるさを感じることがある。
効能・効果
一時的な不眠の次の症状の緩和:寝つきが悪い、眠りが浅い
成分・分量
1回量(2錠)中
添加物:セルロース、乳糖、カルメロースCa、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール、カルナウバロウ
成分 | 分量 | はたらき |
ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 50mg | 脳の中で覚醒の維持・調節に関与しているヒスタミンのはたらきを抑えて眠気をもよおします。 |
添加物:セルロース、乳糖、カルメロースCa、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール、カルナウバロウ
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり,品質が変わることがあります)
- 使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。
用法・用量
年齢 | 大人(15才以上) | 15才未満 |
1回量 | 2錠 | 服用しないこと |
○○ | × |
用法・用量に関する注意
- 定められた用法・用量を厳守してください。
- 1回2錠を超えて服用すると、神経が高ぶるなど不快な症状があらわれ、逆に眠れなくなることがあります。
- 就寝前以外は服用しないでください。
錠剤の取り出し方
錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り、取り出してお飲みください。(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さるなど思わぬ事故につながります。)製薬会社
報国製薬