解説 （医薬品成分：イベルメクチン）
『イベルメクチン』は、消化器系の薬 に用いられる医薬品成分です。
作用 （医薬品成分：イベルメクチン）
寄生虫や糞線虫の細胞膜膜貫通性のグルタミン酸開口型塩素イオンチャネルに作用して塩素イオンの膜透過性を増加させる作用があるため、神経細胞や筋肉細胞の膜を過分極させ、寄生虫や糞線虫を麻痺させて排出する効果を示します。この成分は幅広い寄生虫に有効で副作用が少なく、高い駆除率を示します。
使用上の注意 （医薬品成分：イベルメクチン）
［使用してはいけない場合］
イベルメクチン過敏症
［慎重に使用すべき場合］
高齢者、妊婦、小児
副作用 （医薬品成分：イベルメクチン）
じんましん、便秘、貧血、疲労、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、胃痛、頭痛、めまい、倦怠感、耳鳴り、発熱、中毒性表皮壊死症、肝機能障害、黄疸
重大な副作用 （医薬品成分：イベルメクチン）
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、血小板減少、過敏症状(発疹、かゆみなどのアレルギー症状)
製薬会社
MSD、マルホ