解説 (医薬品成分:塩酸リトドリン)
『塩酸リトドリン』は、女性の薬 に用いられる医薬品成分です。
作用 (医薬品成分:塩酸リトドリン)
交感神経β₂受容体を選択的に刺激する作用があるため、子宮においてサイクリックAMP(環状アデノシン一リン酸)含有を増加させるとともにカルシウムイオンの貯蔵部位への取り込みを促進し、子宮筋収縮を抑制する効果を示します。そのため、主に切迫早産や切迫流産の予防に用いられています。
使用上の注意 (医薬品成分:塩酸リトドリン)
[使用してはいけない場合]
重度甲状腺機能亢進症、重度高血圧、重度心疾患、重度糖尿病、重度肺高血圧症、妊娠16週未満、塩酸リトドリン重度過敏症
[慎重に使用すべき場合]
甲状腺機能亢進症、高血圧、心疾患、糖尿病、肺高血圧症、筋疾患、筋疾患の既往、塩酸リトドリン過敏症、カリウム減少性利尿剤使用者
副作用 (医薬品成分:塩酸リトドリン)
腹痛、頻脈、顔面紅潮、動悸、顔のほてり、手の震え、ふらつき、吐き気、心窩部(みぞおちの上部)不快感、血清カリウム値の低下、汎血球減少、高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス
重大な副作用 (医薬品成分:塩酸リトドリン)
横紋筋融解症、麻痺性イレウス、無顆粒球症
製薬会社
富士製薬工業