解説 （医薬品成分：アドレナリン）
『アドレナリン』は、眼の薬、呼吸器系の薬、ホルモン剤 に用いられる医薬品成分です。
作用 （医薬品成分：アドレナリン）
交感神経を刺激する作用を持つ合成の副腎髄質ホルモンで、気管支筋の弛緩や皮膚末梢血管を収縮させる働きがあります。点眼剤として用いると眼房水の流出を促進させ、眼圧を下げる効果があるため緑内障の治療に使われており、吸入剤としては気管支喘息・百日咳などによる気管支の痙攣を緩解する目的で用いられています。
使用上の注意 （医薬品成分：アドレナリン）
［使用してはいけない場合］
抗精神病薬使用者、α‐遮断剤使用者、カテコールアミン製剤使用者、アドレナリン作動薬使用者、眼圧上昇
［慎重に使用すべき場合］
アドレナリン過敏症、肺気腫、甲状腺機能亢進症、高血圧、心疾患、糖尿病、動脈硬化、妊婦
副作用 （医薬品成分：アドレナリン）
動悸、血圧変動、顔面紅潮、顔面蒼白、頭痛、振戦、発汗、神経過敏、発疹、吐き気、結膜充血、眼痛
重大な副作用 （医薬品成分：アドレナリン）
眼類天疱瘡、血清カリウム減少、肺水腫
製薬会社
第一三共