知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

ポリカルボフィルカルシウム

解説

『ポリカルボフィルカルシウム』は、胃腸の薬、精神の薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

優れた水分吸収能力とゲル形成能を持つ非溶解性の高分子化合物(ポリアクリル樹脂)からできているため、腸内容物を膨潤・ゲル化して便の水分バランスを調整する効果を示します。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

急性腹症、高カルシウム血症、腎結石、腎不全、ポリカルボフィルカルシウム過敏症

[慎重に使用すべき場合]

活性型ビタミンD製剤使用者、強心配糖体使用者、胃切除、血液透析、妊婦

副作用

むくみ、下痢、腹痛、腹鳴、のどが渇く、尿が出にくい、目がかすむ、吐き気、嘔吐、頭痛、めまい、眼内圧の亢進、散瞳、腹部膨満感、食欲不振、胸やけ、便秘、動悸、倦怠感、脱力感、ほてり、中毒性表皮壊死症、紅皮症、過敏症症候群、顆粒球減少、血小板減少、肝機能障害、呼吸抑制

重大な副作用

皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、過敏症状(発疹などのアレルギー症状)

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

コロネルポリフル

[後発医薬品(ジェネリック医薬品)]

ポリカルボフィルCa