知っておきたい 『病院の薬』

イアトリズム総合案内
医療用医薬品成分

イブジラスト

解説

『イブジラスト』は、循環器系の薬、眼の薬、呼吸器系の薬、アレルギーの薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

アレルギー反応を引き起こすロイコトリエンなどの化学伝達物質の働きを抑制する作用があるため、気管支の過敏な反応を和らげ、気道の収縮を抑える効果を示します。また、脳の血管拡張や血栓防止の効果もあるため、脳梗塞の後遺症、脳の動脈硬化による頭痛、意欲低下などといった症状にも用いられます。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

頭蓋内出血、イブジラスト過敏症

[慎重に使用すべき場合]

脳梗塞急性期、肝機能障害、妊婦

副作用

血小板減少、眼の異物感、結膜充血、眼瞼の腫れ、眼瞼の発赤、めまい、頭痛、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、消化不良、肝機能障害

重大な副作用

目の刺激感、眼瞼炎、目のかゆみ、結膜炎、目やに、過敏症状(発疹など)

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

アイビナール点眼ケタス点眼

[後発医薬品(ジェネリック医薬品)]

ピナトス