医療用医薬品成分
ブシラミン
解説
『ブシラミン』は、リウマチの薬、アレルギーの薬 に用いられる医薬品成分です。
作用
分子内に2つのチオール基(SH基)を持っており、SH基が関与する酵素を阻害し、B細胞からの抗体産生を抑えるとともに抗原提示を抑制する効果を示します。この成分は異常に免疫機能が活性化した慢性関節リウマチの治療に用いられています。
使用上の注意
[使用してはいけない場合]
血液障害、腎機能障害、骨髄機能低下、手術直後
[慎重に使用すべき場合]
血液障害の既往、腎機能障害の既往、肝機能障害、妊婦
副作用
食欲不振、胃痛、口の渇き、めまい、消化器症状(吐き気、嘔吐・下痢・便秘など)、頭痛、ねむけ、過敏性血管炎、重症筋無力症、好酸球性肺炎、胸膜炎、乳房肥大、女性化乳房、脱毛、しびれ、倦怠感、むくみ、間質性肺炎、肺線維症
重大な副作用
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、間質性腎炎、急性腎不全、筋力低下、紅皮症、再生不良性貧血、多発性筋炎、中毒性表皮壊死症、天疱瘡様表皮病変、黄疸、ショック、アナフィラキシー様症状、発疹、かゆみ、潰瘍、血液障害、貧血、腎臓や肝臓の障害、味覚異常