知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

ファレカルシトリオール

解説

『ファレカルシトリオール』は、ビタミン剤 に用いられる医薬品成分です。

作用

活性型ビタミンD₃製剤の成分で、小腸・副甲状腺・骨などにあるビタミンD受容体と結合することによって腸からカルシウム吸収を促進するとともに、骨芽細胞を活発にして骨形成を促進する効果を示します。また、血液中のカルシウム濃度を適度に増やすことによって副甲状腺ホルモン(PTH)の過剰分泌を抑制する効果も発揮します。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

ファレカルシトリオール過敏症、高カルシウム血症、腎結石、尿管結石

[慎重に使用すべき場合]

妊婦、授乳婦、高齢者、小児

副作用

吐き気、食欲不振、嘔吐、胃部不快感、下痢、便秘、頭痛、不眠、倦怠感(だるさ)、ねむけ、かゆみ、発疹、血液障害、高カルシウム血症、肝機能障害、代謝障害(高リン血症、尿酸上昇など)、腎機能の低下

重大な副作用

黄疸

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

フルスタンホーネル