知っておきたい 『病院の薬』

イアトリズム総合案内
医療用医薬品成分

ファムシクロビル

解説

『ファムシクロビル』は、感染症などの薬、ヘルペスの薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

体内でウイルス活性を持つペンシクロビルに代謝され、ヘルペス群ウイルス感染細胞内で特異的にリン酸化されてペンシクロビル3リン酸となるため、ヘルペスウイルスのDNAポリメラーゼを阻害してDNA鎖の伸長を抑え、ヘルペスウイルスの増殖を抑制する効果を示します。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

ファムシクロビル過敏症

[慎重に使用すべき場合]

腎機能障害、高齢者

副作用

軟便、ふらつき、頭痛、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、胃痛、めまい、発熱、全身倦怠感、肝機能や腎機能の異常、精神症状、血液障害、浮腫、蛋白減少、尿糖陽性、血中カリウム増加、多形紅斑、中毒性表皮壊死症

重大な副作用

皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、急性腎不全、横紋筋融解症、過敏症状(発疹、かゆみなど)

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

ファムビル