知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

ピモベンダン

解説

『ピモベンダン』は、心臓の薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

トロポニンCというタンパク質のカルシウムイオンに対する感受性を増強するとともにホスホジエステラーゼⅢを阻害する作用があるため、心筋の収縮力を高める効果を示します。また末梢血管拡張作用もあるため、心臓の負担を軽くする効果も発揮します。

使用上の注意

[慎重に使用すべき場合]

肥大型閉塞性心筋症、閉塞性弁疾患、急性心筋梗塞、重度不整脈、重度脳血管障害、重度肝機能障害、重度腎機能障害、妊婦

副作用

頻脈、腹痛、食欲不振、発疹、過敏症状(かゆみなど)、動悸、低血圧、貧血、白血球減少、吐き気、嘔吐、胸やけ、頭痛、めまい、手のむくみ、せき、胸部の圧迫感、腎機能異常、顔面紅潮、好酸球の上昇

重大な副作用

催不整脈、心室頻拍、トルサード ドゥ ポワント

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

アカルディ

[後発医薬品(ジェネリック医薬品)]

ピモベンダン