知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

パラアミノサリチル酸カルシウム

解説

『パラアミノサリチル酸カルシウム』は、感染症などの薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

詳しい作用機序は解明されていないものの、葉酸合成の過程でパラアミノ安息香酸と競合して結核菌のDNA・RNA合成を阻害する作用があるため、結核菌の増殖を抑制する効果を示すと考えられています。。

使用上の注意

[使用してはいけない場合]

高カルシウム血症

[慎重に使用すべき場合]

肝機能障害、腎機能障害、血液障害、薬剤過敏症の既往、妊婦

副作用

肝機能障害、腎障害、血液障害(出血しやすい、貧血がおこるなど)、胃部不快感、食欲不振、吐き気、胃痛、下痢

重大な副作用

肝炎、無顆粒球症、溶血性貧血、過敏症状(発疹などのアレルギー症状)

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

ニッパスカルシウム