医療用医薬品成分
炭酸水素ナトリウム
解説
『炭酸水素ナトリウム』は、消化器系の薬、代謝性疾患の薬 に用いられる医薬品成分です。
作用
胃の中に入ると胃液と化学反応を起こしてアルカリ化させる作用があるため、過剰な胃酸を中和し、ペプシンの活性を抑える効果を示します。また、体内に吸収されると重炭酸イオンとなって体液緩衝系に作用し、体液のpHを上昇させる効果も示します。このようにして体液pHが上昇すると尿のpHも上昇するため、尿中の尿酸値が上昇して尿酸排出を促進されます。
使用上の注意
[使用してはいけない場合]
塩分摂取制限
[慎重に使用すべき場合]
重度消化管潰瘍、腎機能障害、心機能障害、肺機能障害、電解質失調
副作用
胃部膨満感、むくみ