医療用医薬品成分
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩
解説
『ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩』は、循環器系の薬 に用いられる医薬品成分です。
作用
この成分はエステラーゼにより加水分解されて活性代謝物のダビガトランとなり、血液凝固反応におけるトロンビンの働きを阻害する作用があるため、フィブリノゲンからフィブリンへの活性化を防ぎ、血栓の形成を抑える効果を示します。
使用上の注意
［使用してはいけない場合］
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩過敏症、重度腎機能障害、出血、出血性素因、止血障害、イトラコナゾール使用者、P-糖蛋白阻害剤使用者
［慎重に使用すべき場合］
腎機能障害、高齢者、消化管出血の既往、上部消化管潰瘍の既往、出血傾向
副作用
貧血、凝血異常、薬物過敏症、掻痒、気管支けいれん、鼻出血、消化不良、胃炎、食道炎、悪心、腹部不快感、上腹部痛、嘔吐、消化管潰瘍、皮下出血、血尿、胸痛、浮腫
重大な副作用
出血、間質性肺炎、アナフィラキシー