医療用医薬品成分
クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム
解説
『クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム』は、代謝性疾患の薬 に用いられる医薬品成分です。
作用
主成分であるクエン酸は生体常在物質であり、細胞内に存在するTCA回路(クエン酸回路)などで通常の代謝を受け、代謝産物として重炭酸イオンを含んだ重炭酸塩が産生されます。そのため、痛風・高尿酸血症にみられる酸性尿やアシドーシスを改善する働きがあり、尿路結石の予防にもなります。
使用上の注意
[慎重に使用すべき場合]
重度腎機能障害、肝疾患、肝機能障害、尿路感染症
副作用
軟便、胃部不快感、高カルシウム血症、食欲不振、吐き気、嘔吐、胸やけ、下痢、頻尿、残尿感、排尿障害、ねむけ