医療用医薬品成分
肝不全用成分栄養剤
解説
『肝不全用成分栄養剤』は、肝臓の薬 に用いられる医薬品成分です。
作用
肝硬変などの慢性肝不全により、食事を十分に摂取しているにもかかわらず低栄養となって低アルブミン血症・高アンモニア血症をきたしている人に用いられる成分です。主にロイシン・イソロイシン・バリンの3種類の分岐鎖アミノ酸が配合されており、この成分自身が栄養物質となるため低アルブミン血症を改善する効果を示し、また慢性肝不全により起こる脳内アミノ酸バランスの乱れを改善する作用によって高アンモニア血症を改善します。
使用上の注意
[使用してはいけない場合]
牛乳アレルギー、重度糖尿病、ステロイド大量使用者、アミノ酸代謝異常
[慎重に使用すべき場合]
高齢者、小児
副作用
下痢、嘔吐、食欲不振、頭痛