医療用医薬品成分
カフェイン
解説
『カフェイン』は、心臓の薬、循環器系の薬、利尿剤 に用いられる医薬品成分です。
作用
アデノシン受容体と拮抗することによって感覚受容や精神機能の亢進などの覚醒作用を示すとともに非選択的にホスホジエステラーゼを阻害する作用があるため、細胞内サイクリックAMP濃度の上昇、心筋収縮力の増大や気管支平滑筋の弛緩、脳細動脈の収縮など交感神経を興奮させる効果を示します。また、腎血管平滑筋が弛緩して拡張することにより糸球体濾過量が増大し、さらに尿細管での水分の再吸収が抑制されることにより利尿作用も発揮します。
使用上の注意
[慎重に使用すべき場合]
胃潰瘍、胃潰瘍の既往、心疾患、緑内障
副作用
振戦、不整脈、虚脱、めまい、不眠、不安、瞳孔散大