知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

オフタルムK

解説

『オフタルムK』は、循環器系の薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

カルバゾクロム(止血剤成分)・フィトナジオン(ビタミンK成分)・アスコルビン酸(ビタミンC成分)を複合した成分で、カルバゾクロムの毛細血管抵抗増強および透過力抑制作用、フィトナジオンの肝臓における凝固因子Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹの生合成促進、アスコルビン酸の血管壁細胞間のコラーゲン生成および維持、プロトロンビンの増加、トロンビンの賦活、血小板数増加などに作用より、出血を抑える効果を示します。この成分はその作用機序から、毛細血管の抵抗性が弱まって起こる出血傾向に対して用いられています。

使用上の注意

[慎重に使用すべき場合]

糖尿病性網膜症、網膜出血、血液凝固機能亢進による血栓形成傾向、オフタルムK過敏症、妊婦

副作用

便秘、食欲不振、着色尿

重大な副作用

過敏症状(発疹・発熱・かゆみなどのアレルギー症状)

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

オフタルムK配合