知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

塩酸メクロフェノキサート

解説

『塩酸メクロフェノキサート』は、循環器系の薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

この成分は体内で加水分解されてパラクロルフェノキシ酢酸およびジメチルアミノエタノールとなり、脳幹網様体の単位放電の増加や脳幹網様体刺激による覚醒反応閾値の下降、および知覚求心路・錐体路系の促進などによって脳血流の改善と脳細胞を活性化する作用があるため、頭部外傷後遺症におけるめまいに効果が認められています。しかし詳しい作用機序が解っておらず、過剰投与で真逆の反応がみられたとの報告もあるため、約4週間服用して効果が認められない場合は使用が中止されます。

使用上の注意

[慎重に使用すべき場合]

痙攣

重大な副作用

過敏症状(発疹、かゆみなどのアレルギー症状)、不眠、不安、興奮、頭痛、焦燥感、吐き気、食欲不振、胃痛、けいれん

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

ルシドリール

[後発医薬品(ジェネリック医薬品)]

メクロサート