知っておきたい 『病院の薬』

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医療用医薬品成分

塩酸L-エチルシステイン

解説

『塩酸L-エチルシステイン』は、呼吸器系の薬 に用いられる医薬品成分です。

作用

気道粘膜を滑らかにする作用、気道から薄い粘液の分泌量を増やすことで痰を薄め粘りを軽減させる作用などがあるため、気管支炎などに伴う粘稠な痰を排出させる効果を示します。また、鼻腔・副鼻腔の分泌機能や繊毛運動を正常にする作用もあるため、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の排膿にも使用されています。

使用上の注意

[慎重に使用すべき場合]

肝機能障害、心機能障害

副作用

吐き気、嘔吐、食欲不振、腹痛、胃部不快感、発疹

重大な副作用

過敏症状、アナフィラキシー様症状

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

チスタニン

[後発医薬品(ジェネリック医薬品)]

シスエースT