医療用医薬品成分
塩酸エチレフリン
解説
『塩酸エチレフリン』は、血圧の薬 に用いられる医薬品成分です。
作用
心臓の交感神経β受容体に働きかけ、心筋の収縮力を高めて血液拍出量を増加させ、また末梢血管の抵抗力を高める作用もあるため、血圧を上昇させる効果を示します。主に起立性低血圧などの低血圧症に用いられますが、網膜の動脈の血行障害にも用いられています。
使用上の注意
[使用してはいけない場合]
甲状腺機能亢進症、高血圧
[慎重に使用すべき場合]
急性うっ血性心不全、冠不全
副作用
胃腸障害、のどの渇き、吐き気、食欲不振、動悸、胸部の不快感
重大な副作用
過敏症状(発疹などのアレルギー症状)